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【1年生・探究学習】筋トレを通して継続力を育む

本記事では、倉敷翠松高校1年生(普通科創学コース&生活科学科)の後期探究学習で行った「テーマ別探究」の活動を紹介します。今回は「筋トレ」のグループです。

ねらい

このグループでは、筋トレを通して、何かを継続する力を育むことをねらいとします。また、たとえスポーツをしていなくても、筋トレが好きになる生徒を増やすことも目標です。

授業内容

●筋力測定
最終的に自分の筋力がどのくらい上がったのかを把握するために、生徒たちは今の自分の筋力を測定するべく、グンゼスポーツクラブにお邪魔しました。体成分分析によって自分の筋力を正確に測定することが可能で、生徒たちは自分の筋力を測って、それぞれ目標を設定しました。

●ひたすら筋トレ
次の時間からは、ウエイトルームでひたすらに筋トレです。ベンチプレスとスクワットを10回×2セット(難しい生徒は1セット)を必ずやり切ります。たまに懸垂やベントオーバーローイング、アームカールも行いました。

数学の先生も参戦

筋トレは正しい方法とどこの筋力を鍛えているかを意識することが重要です。また、適切な重さにステップアップしていくためには、先生は目標を引き上げてくれる存在でもあります。
途中から筋トレ好きな数学の先生も参戦し、生徒たちに指導・助言を行ってくれました。筋トレムキムキの先生の言葉は生徒にとっても重みがあったようでした。

生徒の変容

筋トレグループでは、「この分野の学び面白いなと思える瞬間があった」の項目に約9割の生徒が「とてもそう思う」と回答しました。筋力が上がった気がすると成果を実感する生徒もいれば、これまで筋トレには縁もゆかりもなかった生徒が「筋トレが好きになった」と筋トレに目覚める瞬間もありました。

いざ初めてバーベルを上げてみたら、自分が思っていた以上に上げることができて、「自分にもできるんだ!」と思って心のエンジンが駆動したのではないかと担当した松浦先生は話します。

先生の声

担当した松浦先生

筋力を上がったという実感を持たせたいと思い、最初に数値を把握することを行いました。本当は最後にもう一度計測したかったのですが、時間割の関係でスポーツクラブに訪問できなかったことは心残りです。

しかし、実際のところ、週1回1時間の取り組みで筋力が格段に上がることはあまりありません。それよりも、継続することの大切さを伝えることができました。私も筋トレが好きな1人なので、生徒と一緒に楽しむことができました。

(このグループが第1希望ではなく)スポーツをしていない生徒でも筋トレを好きになって、自分からどんどん重さを上げて積極的にトレーニングを行っていて、自分の好きやできることが増えた様子が見られてよかったです。


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