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【1年生・探究学習】自分の興味関心を深め、物事を多面的に考える

本記事では、倉敷翠松高校1年生(普通科創学コース&生活科学科)の後期探究学習で行った「テーマ別探究」の活動を紹介します。今回は「自由探究」のグループです。

ねらい

このグループでは、自分の興味関心を調べていくことを通して、物事を多面的に考えられるようになることをねらいとします。

授業内容

●〇〇新聞を作成
まずは自分が調べたいことを調べてみるということで、「〇〇新聞」と題して、この探究の時間で取り扱いたいテーマについての新聞を作成します。

●プレゼンテーションを目指して
探究のグループ希望をとる説明会のときに、ひとりの3年生が自由探究の例として、自分が行っている「人魚の探究」についてプレゼンテーションをしてくれました。生徒たちはそのときの印象が強かったようで、その3年生のように自分たちが調べたものをプレゼンできることをゴールに活動を始めました。

●調べてスライドにまとめる
「〇〇新聞」の活動から似たようなテーマの生徒たちはグループをつくって、グループで進める生徒と個人で進める生徒に分かれました。

担当教員は生徒に「本当に調べたいことは何だろう?」と問いかけながら一緒に考えてテーマを決めます。宇宙人や怪談、自分の目指す進路についてなど、設定したテーマは様々でした。

担当教員は生徒たちに問いかけを行いながら、調べていることを他の視点からも捉えられないかとサポートします。

●発表
1チームあたり5分でプレゼンテーションを行い、聴衆の生徒はコメントカードでフィードバックを行います。

生徒の声

中学生のときに知った造形師の人の作品を好きになって、そこからに芸術系の大学が選択肢に入りました。調べてみると、芸術の分野は造形以外にも幅広くあって、自分の思った以上により深く知れました。自分の進みたい方向性についてとことん調べられたことが面白かったです。

探究を通して、進学に向けての大きく一歩前進できたことが嬉しかったなと思います。作りこんだスライドに自信を持てていたので、みんなの前で発表することに対しても不思議と緊張はなかったです。

先生の声

グループで探究を進めていっている生徒たちは、3人で色んなアイデアが出して、自分たちで視野を広げながら多角的に調べる活動ができていました。また、「先生、○○についてはどう思いますか?」と自ら質問をして、私たちの力を借りるような行動もできていました。

プレゼンに動画を差し込むグループがあったりと、自分たちで考えて楽しく学習していた様子が印象的でした。教師側が対象テーマについて全部知らなくても、授業が進んでいく。そんな感覚がありました。