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【1年生・探究学習】メイクを通してなりたい自分を目指す

本記事では、倉敷翠松高校1年生(普通科創学コース&生活科学科)の後期探究学習で行った「テーマ別探究」の活動を紹介します。今回は「メイク」のグループです。

ねらい

このグループでは、メイクを通してなりたい自分を目指します。また、TPOに合わせたメイクを考えることも。

授業内容

●探究したいテーマを絞る
このグループは元々「おしゃれ」というテーマでしたが、アンケートをとる中で、メイクとファッションの2つテーマに分かれて探究を進めていくことになりました。

●メイク実践
「自分に合ったメイクを極めたい!」という問いを探究すべく、友達と意見を交わしながらメイクの練習を行います。メイク道具を持って来ていない生徒はCANMAKE(バーチャルメイク)を活用 して、WEB上でメイクを行いました。

なお、本授業中でのメイクは特別に許可されたものであり、「授業終了の5分前には必ずメイク落とす」というルールを全員が守ることができました。

●プロから技術を学ぶ
メイクアップ講師の板野早百合さんからメイクについての話を聞き、メイク技術を学びました。生徒たちには「メイクに絶対的な正解はなく、自分の好みを貫けばよい」という言葉が印象的だったようです。

《生徒の感想》
・色んなメイクをみつけることができたメイクに決まりはないと学べました。
・メイクに変とかないって言葉1番心に残りました!
・人に合わせず、自分の好みを貫けばいいことを知った
・きれいになろうと思うことは素晴らしいことという言葉がすごく響きました

板野さんのメイク道具を使ってみる

生徒の声

今回の授業を通して、メイクの面白さを感じることができた生徒が多く、それに伴って自分への自信をもてたようでした。

《生徒Sさん》
いつもとは違うメイクをしてみたり、色んなシチュエーションに合わせたメイクをこの探究の時間で学ぶことができた。同じ道具でも様々なシチュエーションに合わせることができたり、色を2種類一緒に使ったりすると、また違った色合いになったりしてすごく面白くて楽しかった。普段の生活では同じようなメイクしかしないから、これからは色んなメイクをしていって、自分が好きだと思うメイクを見つけていきたいなと思った。

《スキルアップを実感した生徒たち》
・最初は全然メイクができない、道具の使い方もわからない初心者だったけどこの授業を通して少しずつスキルアップ、コツをつかんで行くことができました。
・最初の色は骸骨の凹むところまで塗って良くて、筆の毛先が触れるか触れないかで塗るのがいいとわかった。
・涙袋の解説のとき3つのやり方があると絵を書いてくださり実際に帰って試して見て一番あった描き方を見つけられました

先生の声

担当した中村先生

メイクを通して自己肯定感を上げる、コンプレックスを克服するというだけでなく、メイクをしなくても自分に自信をもつきっかけになればと思っていました。

メイクを通して、なりたい自分について考えることや友達と意見を交わすなかで新しい発見もあったように思えます。こちらが何も言わなくても自分たちでやり始め、前向きに頑張る姿勢が見られました。ある生徒からは廊下のすれ違いざまに「先生、探究またやろう」と言われました(笑)

特にメイクアップ講師の板野さんが来たときは、板野さんのたくさんの道具を借りて実際に自分でメイクをやってみたり、板野さんにメイクをやってもらったり、前のめりで授業を受けていました。